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最終章「子供たちと幻想」

突然の爆発音と揺れに、あなたたちは飛び起きた。


何が起きたのかと4人が廊下に飛び出る。

照明などが落下し廊下はめちゃくちゃになっていたが、建物自体は無事な様子だ。

少し焦げた匂いがしてくる。
どこかが燃えているのか、その匂いの元は不明だが、おそらくこのままでは全員死んでしまう。

大人はどこにいるのだろうか?
ともかく、協力してここから脱出しなければならない。


この数日でたくさんの物を失ったが、あなたたちは……家族なのだから。


4人は、病院内を探索し、脱出を目指すことになった。

最終章では、全ての場所に出入りする事が出来ます。


全員で一緒に同じ場所へ移動しながら探索し、脱出方法を探してください。

​どの部屋から入っても構いません。

 

また、これまで(第一章~第三章)に見つけた証拠品(固有情報や調査した情報)なども下記に記載されており、それらを使う事も出来ます。


制限時間は10分までです。時間内に脱出方法を全員で話し合い決定して下さい。
 

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​【第一章:証拠品一覧】

・案内書「病院について」

新しい本。この病院について書かれている。

『幼い頃に両親をなくした子供たちのために作られた病院。ここでは、お金が無い子供たちも治療を受けられる』

 

・絵本「少女と魔法」

古びた絵本。幼い頃に4人で読んだ気がする。魔法使いに憧れた少女のお話だ。

魔法使いはひとつしか魔法を覚えられない、少女がどんな魔法を覚えるか葛藤する物語。

 

・図書室:建築物の歴史。

『どんな建物も完璧な計算の元、建てられている。何故そのような造りになっているか考えると面白い。

特別頑丈に造られている部屋には、何かが隠されているだろう。』

 

・絵本「願いと賢者の石」

古びた絵本。幼い頃に4人で読んだ気がする。何でも願いが叶うと言われている賢者の石を巡ったお話だ。

様々な願いとその果てに起きる出来事、人間の綺麗な所と汚い所を上手に表現した物語。

 

・絵本「少年と天馬」

古びた絵本。幼い頃に4人で読んだ気がする。怪我をしたペガサスを少年が助け、友達になるお話だ。

ペガサスにまたがり大空を飛ぶシーンは誰もが憧れた。

 

・図鑑「幻獣図鑑」

新しい図鑑。様々な動物が載っている。ペガサスのページを開くと、ペガサスについての記載があった。

『ペガサスは短命な生き物で、3年程で寿命となる。心を許した者に死を悟られないよう、誰にも見られない場所に飛び去り静かに眠る習性を持つ。』

 

・医学書「幻獣治療」

新しい医学書。様々な動物の治療方法が載っている。ペガサスのページを開くと、ペガサスについての記載があった。

『ペガサスは病気にはかからない。治癒能力も高く、大抵の怪我は一瞬で治してしまうため治療の必要は無い』

 

・メモ「不死鳥」

古びたメモ。図書館の本を開くと一枚のメモが挟まっていた。

『フェニックスが急にいなくなった。何か原因があるのかな?調べてみよう』

メモには「ユウ」と書かれていた。4年前に退院した子の名前だ。

【第二章:証拠品一覧】

・図書室1「魔法使いについて」

新しい本。魔法使いについて書かれている。

『魔法使いはひとり一種類しか魔法を使う事が出来ない。先天的な能力で、修行などで取得する事は出来ず、ある日、急にその力に目覚めたりもする。』

 

・図書室2「魔法使いについて2」

新しい本。魔法使いについて書かれている。

『魔法使いは10歳になると魔法が使えなくなる。』

 

・病室1「誰かの日記」

古びた紙に書かれた日記。ベッドに下に落ちていた。

『魔法が急に使えなくなった。どうしてだろう?』

紙には「ミヤビ」と書かれていた。ずっと前に退院した子の名前だ。

 

・病室2「ユキの日記1」

古びた日記。ユキの文字で書かれている。

『初めて魔法を使った、一度も会ったことが無かったお母さんとお話する事が出来た。同じ魂には一度しかお話できないから、もう会えないけど、一度だけでも嬉しかった』

 

・病室3「ユキの日記2」

古びた日記。ユキの文字で書かれている。

『白衣を着た男の人に、もう魔法は使ってはいけない、使える事も絶対に誰にも言うなと言われた。知られたら大変な事になるらしい。余程の事が無い限り、魔法が使える事は黙っておこう……。』

 

・資料室1「カルテ:ユキについて」

資料室の鍵が開いていたので中に入れた。新しい書類。

『患者のユキは、魔法使いとして目覚めた。魔法使いは迫害を受けているため、彼女が魔法使いである事は隠して貰わなければ。』

 

・資料室2「カルテ:ハレについて」

資料室の鍵が開いていたので中に入れた。新しい書類。

『患者のハレは、動物に愛されるようだ。なかなか人に懐かないペガサスに懐かれていた。』

 

・資料室3「カルテ:ホシノとタイヨウについて」

資料室の鍵が開いていたので中に入れた。新しい書類。

『患者のホシノとタイヨウは、手先が器用でなんでも創ってしまう。将来が楽しみだ。』

​【第三章:証拠品一覧】

・職員室:職員室は鍵が開いていた。中には誰もいなかったので、こっそりと侵入する。

物置棚がある。そこにはスコップやハンマー、バールなど様々な工具が置いてあった。

 

・職員室:職員室は鍵が開いていた。中には誰もいなかったので、こっそりと侵入する。

出勤簿がある。7月6日、職員は「ホンダカズ」と「スミゾラマリ」しか出ていないようだ。

ホンダカズは、おそらく昨日いた白衣を着た大人だろう。

確かに、胸元のネームプレートに「ホンダカズ」と書かれていた。

 

・職員室:職員室は鍵が開いていた。中には誰もいなかったので、こっそりと侵入する。

机の上に調査書と書かれた新しい紙があった。

『スミゾラマリについて:最近職員室から物が良く消える。スミゾラマリについて探偵に調べさせると、彼女は多額の借金を背負っていた。』

 

・職員室:職員室は鍵が開いていた。中には誰もいなかったので、こっそりと侵入する。

モニターがたくさんあり、ひとつだけ電源が入っていた。監視カメラの映像がうつっている。

病室が映されており、7月6日の録画も見ることが出来た。

7月6日の12時~17時までホシノは病室を出ていない様子だ。

 

・資料室:資料室は鍵が開いていた。

資料室は荒らされている。誰かのメモが落ちていた。

「スミゾラマリが資料を盗み逃亡した。他にも被害があるかもしれない。」

 

・資料室:資料室は鍵が開いていた。

資料室は荒らされている。棚に病院の見取り図があった。どうやら病院には地下があるらしい。どこから繋がっているかは不明だ。

 

・図書室:宝石図鑑:新しい本。賢者の石のページを開く。賢者の石と呼ばれる光り輝く石。一流の職人が奇跡を起こした時しか創る事が出来ない。

なんでも願いが叶うというのはあくまでおとぎ話にすぎないが、賢者の石は宝石としての価値が高く、高額で取引されている。売ると一生遊んで暮らせるくらいのお金が手に入る。

​……10分経ちましたら、脱出方法を話し合い、次へ進んで下さい。

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