神代サイカ キャラクターシート
あなたの使用キャラクターに間違えが無ければ、このまま下へスクロールしてください。
(ストーリー)
神代サイカは、何をしても完璧に出来てしまう、そんな女だった。
文武両道、才色兼備。
誰よりも美しく、誰よりも賢く、誰よりも強い。誰よりも優しく、誰よりも笑い、誰よりも悲しむ。誰からも愛され、誰をも愛する。
それでも、まだ、彼女が知らない事が、出来ない事が、あった。
「怒り」
中にはサイカを嫉妬し、嫌がらせをしてくる者もいた。中にはサイカと敵対し、命を狙ってくる者もいた。中にはサイカに心酔し、四六時中付きまとってくる者もいた。
けれどもサイカは怒らない。それらすべて愛すべき存在としか思えなかった。
16歳になった頃、彼女は、自分の才能を世界のために行使するべきだと悟る。
それと同時に、とある研究施設から誘いを受ける事になる。
「世界の発展」などという曖昧なテーマを掲げた研究だったが、その施設の膨大さと自由さに魅かれ、参入を決意した。
屈辱、恐怖、絶望、戦慄、萎縮、後悔、嫉妬。
そこで出会った規格外の天才たちに、自分の知らない感情がこんなにもあったのだと思い知らされる。
それでもサイカは改良の天才で、完成させる天才である事に変わりはなく、あっというまにあらゆる技術を身につけていく。
……たったひとつ、何かを創りだす事だけはどう足掻いても成せなかった。
それを息をするようにやってのける同僚が、マザーフェイス、あの女が、羨ましくて、嫌いで、ムカついて仕方ない!!
(目標)
「マザーを見返してやろう」ムテキにそう誘われ、ゾンビウィルスを密かに改良した。
マザーに対する感情は怒りだけじゃない。憧れてもいたし、もちろん尊敬もしていた。
だからこそ、認めて欲しかった。
ムテキの話に乗り、ゾンビウィルスを作り替えることになる。
……ムテキの話に乗った理由はそれだけじゃない。
ここまでが全部言い訳になるくらいに、彼の事が……好きだったから。
ゾンビウィルスを盗んだのは誰だろうか?勝手に改良した事に関しては内密にしておくべきだろうか?
ムテキが一番怪しく思えたが、彼ならきっと何か理由がある。みんなのためにいつも何かしてくれる、そんな優しい人だから。
あなたの目標は以下になる。
・犯人がムテキなら、ムテキを庇う。(10点-ムテキへの投票数×3)
・犯人がムテキ以外なら、犯人を見つける。(10点)
(昨日の出来事)
ゾンビウィルスが完成し、マザーが上層部にその報告をした。
「二日後に受け取り人が来る」とのこと。なんでマザーが仕切っているのだろう?
「完成祝いに飲もうぜ!」とジョーが切り出す。
徹夜明けではあったが、興奮は収まらず会議室でパーティーが始まる。
その後は、もう悲惨なものだった。
ムテキとお酒を飲んでいると楽しくなり、ついつい飲みすぎてしまった。
気付けば、みんな自分の部屋へと戻ってしまったようだ。
ふらふらと立ち上がると誰かが体を支えてくれた。
「……飲みすぎだよ、サイカ」
ギョウだ、結構飲んでいたのに全然酔っていないように見える。意外とお酒に強いんだな。
「ありがとー、ギョウはいいやつだな~」
いつも冷めた態度だが、本当はギョウがここを大好きだと知っている。
……いや、それは皆か。
ギョウに自室へと送ってもらい、倒れるように眠りに落ちた。
(改良したゾンビウィルス詳細)
まず本来のゾンビウィルスは感染者がゾンビになり、噛みつく事でゾンビを増やす、ゾンビは思考が止まり、ただただ仲間を増やすために人間を探しさまよい続ける、といったもの。
ムテキと一緒に考えた改良後のゾンビウィルスはこちら。
・ゾンビウィルスの感染者は親ゾンビとなり、子ゾンビを操れる。
親ゾンビは思考を失わないが、子ゾンビは失う。
・感染方法は「情報感染」。
密室にて1対1で会話する事で感染する。発症には数時間かかる。
(証拠品)
「壊れた注射器」
ムテキの上着のポケットから出てきた。
ゾンビウィルス専用の注射器だ。壊れている。
「簡易ブラックホール」
ギョウの部屋で見つけた。
ギョウは完成したものに興味をなくし壊してしまう癖がある。
昔、これに完成品を捨ててマザーと殺しあいそうになっていた。
(行動の指針)
犯人はムテキか?それを調べる事が最優先です。
そうする事であなたの物語は進むでしょう。