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体格の良い男

「篭目ケン」

キャラクターシート

あなたの使用キャラクターに間違えが無ければ、このまま下へスクロールしてください。

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(ストーリー)

あなたは長男として命を授かった。

実家は古武術の道場で、男たるものはこうあるべきだ、と跡取りとしての知識を叩きこまれ育てられた。

誰よりも強くなるために体を動かし、鍛錬し続ける。

学校では後輩から頼られ、学業も疎かにはしない。全生徒の憧れだった。

ただひとつ、ずっと心で押し殺している感情があった。

可愛いものが、愛らしいものが、好きで好きで仕方ない。

幼い頃に憧れたのは、仮面ライダーじゃなくてプリキュアで、本当はピンクの家具が好きで、お酒落なカフェに行きたい。

誤魔化して、誤魔化して、ずっと生きてきたのが、ある日爆発してしまう。

あなたは突然家を飛び出し、その身ひとつで生活をはじめた。

鍛えた体と精神のおかげもあって仕事もすぐ見つかり、ひとりの生活にもあっという間に慣れた。

ただ、可愛いものを身に着ける勇気は、まだ手に入れていなかった。

「おこおこー!イバラユーギだぞー!」

テレビで偶然見かけたマスコットキャラ、その自由奔放な姿につい見惚れてしまう。

俺も着ぐるみを着れば自由になれるのでは?

こうして、あなたはマスコッターの道を進む事にとなった。

 

(マスコット)

【プリティキッス】

つぶらな瞳、ピンクのリボン。

その可愛さは見た目だけではない、仕草、喋り方、すべてが可愛いで作られていた。

若年層の女性を中心に大人気のマスコットだ。

当たり前だがボイスチャンジャーを搭載している。

 

(目標)

あのイバラユーギが殺された。しかしそれは自己管理の甘さと油断からだ。

中の人などいない!俺は俺、プリティキッスはプリティキッスだから。

とはいえイバラユーギは憧れの存在。イバラユーギの仇は俺が!

……いや。

「あたくちプリティキッスがとってやる☆ばちこーん!!」

あなたの目標は以下となる。

・犯人の中の人とマスコットを暴く。

・自分がプリティキッスであることを、犯人から隠し通す。

(昨日の出来事)

22:00~

「お疲れ様です!マスコッターの皆さんは、特別に最上階をご用意しています。お部屋も別々に取ってありますので、おくつろぎ下さいませ」

黒服を着た男が深々と頭をさげ、食堂に集まったマスコッターの前から姿を消した。

 

その瞬間、イバラユーギのまわりに他のマスコットが集まっていく。

みんなイバラユーギに憧れているのだろう。こんな時でもイバラユーギはイラバユーギのまま、流石はじまりのマスコット。プロだ。

ひとりずつ順番にお話しさせてくれる事になった。

どうでもいい会話を少しだけかわす、緊張しているのだろうか?

もっと聞きたいこと言いたいこともあったはずなのに。

でも、それだけで満足できた。最高の夜だ!

23:00~

「おこおこー!そろそろ皆お部屋に戻ろっかー!」

イラバユーギがそう提案する。時間が経つのがこんなに早いのははじめてだ。

「5分ごとに食堂をひとりずつ出ていこう!誰がどの部屋かわからないようにしなきゃね!」

ダーティー>プリティキッス>バクバくん>マスクドジャガー>イバラユーギ

の順番で食堂を出る事となった。

23:10~

ダーティーが戻ったのを見届け、5分後に自分も食堂を後にした。

23:15~

C号室、と書かれた部屋に辿り着いた。

俺はマスコットを脱ぎ捨て、台車に乗せる。俺はその日使ったマスコットはその日洗わなければ気が済まない。

ただ、周りもマスコッターだらけ。もしかしたら同じ性格の人もいるかもしれない。

洗い場は廊下の奥にあるところを使っても良いと聞いている。

全員が部屋に戻ったら、細心の注意を払って向かう事にしよう。

23:30~

俺はプリティキッスにシーツを被せロープで縛り、部屋を出た。まわりには誰もいない。

そのまま洗い場へと向かった。

23:35 ~

誰とも会う事無く洗い場へと到着した。

洗う最中も人の気配がないか注意しながら綺麗にしていく。

そう、世界一かわいいプリティキッスはいつも美しくなければな。

23:50~

ガラガラガラ。

洗い終わりC号室へ戻る途中、人の気配を感じる。廊下の奥から、臆病そうな女が歩いてきた。

俺と同じように、台車にシーツを被せて運んでいる。洗い場へと行くのだろう。

「……あまり話かけるのもタブーだろうが、無視するのも少し気まずいな。お疲れ様」

俺はそう一言だけ残して頭を下げた。

「お、お疲れ様です」

臆病そうな女は目もあわさずにそう言い、すれ違う。

中の人同士の交流はあまりするべきではない、これが正解なのだろう。

23:55~

部屋に戻るには食堂の前を経由しなければならない。

食堂から声が聞こえてきた。

何をしているのか気になったが、俺は気付かれないようにゆっくり部屋へと向かった。

24:00~

C号室へと戻る。

洗ったプリティキッスを乾かすため、台車からシーツを外す。

24:10~

乾かしていると、ある事に気がついた。

……プリティキッスのリボンがない。洗い場に落としたのだろう、一応部屋を探してみて、なさそうならもう一度取りに行こう。

24:15~

なさそうだ。洗い場へ向かうため、部屋を出た。

24:20~

D号室から男の声が聞こえてくる、D号室のドアが閉まり、わがままそうな女が外に立ち尽くしていた。何をしていたのかは分からないが、どこか気まずい。

俺は食堂に戻り、身を隠すことにした。

「いらっしゃいませ」

食堂はこの時間バー営業しているらしい、スタッフの黒服に声をかけられる。

「一杯だけいただけますか?」

仕方ない、軽く飲んでから洗い場へ向かうとしよう。

24:40~

食堂を出る。

D号室を見るが、さすがにもう誰もいないようだ。洗い場へと向かった。

24:45~

物置の裏側にプリティキッスのリボンが落ちていた。

誰にも見つかっていないだろう。俺はそれを拾い部屋へと戻った。

24:50~

C号室へ戻る。プリティキッスを専用のケースに入れ、鍵をかけた。

窓の外から見える絶景と、今日はじめてあのイバラユーギと共演できた喜びを胸に、眠りについた。

 

(固有情報)

スタッフからの情報。

物静かな男が、ノンアルコールしか飲んでいなかったらしい。何か理由があるのだろうか?

(行動の指針)

犯人にマスコットがバレたら社会的に殺される。

しかし情報を開示しなければ物語は進まない。

勇気を出して行動しよう!

イバラユーギ 2019.10~

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