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「タイヨウ

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「タイヨウ」

 

朝、いつもより早く目を覚ました。

昨日見たくだらない夢を思い出し、俺はひとりで病室を抜け中庭に向かった。

 

中庭の大きな木の下に、箱に入れた賢者の石を埋めている。

賢者の石ってのはなんでも願いが叶うと言われている伝説の石だが、まあもちろん偽物だ。

俺とホシノが、賢者の石を作りたい!とふたりで話して中庭にあった石を磨きそれっぽい物を創った。

正確に言うと、偶然できたんだけど。

もちろんなんでも願いが叶う訳ではない。……ただ、暗闇で綺麗に光るんだ。こんなものが出来るなんて俺たちは凄いのかもしれないな。

「ふたりだけの宝物にしよう!」と中庭に埋めることになった。

 

病室から持って来たスコップで中庭の大きな木の下を掘ると、箱が見つかる。

箱を開くと……賢者の石が消えていた。二日前の夜には確かにあった事をホシノと確認している。

 

誰が、どうしてこんな事を?

賢者の石の隠し場所を知っているのは、俺とホシノしかいないはず。

……いや、そういえば三日前、俺が賢者の石を見るために中庭でこっそり穴を掘っている時ハレに見られた気がする。あの時は見つかってないと思っていたけど……。

どちらにせよ、無くなったことは確かだ。人の宝物を盗む奴は、絶対に許せない!

 

(目標)

賢者の石を盗んだ犯人を探しだす。

【昨日(7月6日)の出来事】

◆6時頃~

ハレのために4人でペガサスについて調べる。寿命とはいえ、友達が死んでしまったら……悲しいだろうな。

 

◆8時

白衣を着た男に呼ばれ学習室で勉強をした。今日監視しているのはその男だけだった。

 

◆12時

勉強を終え、4人で病室へ戻って食事を取る。この時俺のスコップは確実に病室にあった。

 

◆13時~

ハレとユキが病室を出て行った。

俺はホシノと折り紙をして遊ぶ。ホシノは「そんなもの折り紙で創れるの!?」と驚くようなものをいつも創ってくる。負けてられないな!

 

◆15時~

モノづくりをしていると時間を忘れる。ホシノは折り紙で『天の川』を創っていた。もうこれ芸術の域だ?

ま、まあ、俺の創った『エッフェル塔』も負けてないけどな。

トイレに行きたくなったので、俺は病室を後にした。

トイレに行く途中、廊下から中庭にハレがいるのが見えた。まだペガサスを思い出しているのかな?

トイレに着く。相変わらずホシノは凄い奴だな、今度は何を創ろうかな?図書室に行って図鑑でも見て、創りたいものを探すか。

 

図書室に入ると、ユキがひとりで読書していた。難しそうな本を読んでいる、さすがいつもテストの評価点がほぼ満点なだけあるな。

俺は古い建物図鑑を開いて色んな国の建物を調べた。次は太陽の塔でも創ろうかな。

 

◆16時

病室へ戻る。ホシノがひとりで病室にいた。

その後、ハレが学習室から戻ってきた。

 

◆17時~

白衣を着た大人に呼ばれ全員で学習室へ、勉強をする。

 

◆21時~

全員で病室に戻り、晩御飯を食べ眠る。

 

◆24時頃

ホシノに起こされ中庭へ向かうと、ハレが病室に戻っていった。

ユキのために、魔法を使えた事をみんなで証明する。

 

◆25時頃

全員で病室に戻り、眠った。

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